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野菜の栄養☆キャベツ編
2023.03.28
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桜が咲き始め、だんだんと春らしくなってきましたね(*^^*)
食卓には柔らかくて甘い春キャベツが並んでいるご家庭も多いのではないでしょうか(^^)
今回は、煮ても炒めても生でも、使い勝手豊富なキャベツのお話しです。
キャベツはヨーロッパが原産で、
日本には江戸時代に持ち込まれましたが、当初はあまり普及しなかったようです。
明治時代に入り、銀座の洋食店がトンカツの横に千切りキャベツを添えて出したのが生で食べる発端となり、人気が出たのをきっかけに、本格的な食用栽培が始まったそう。
なぜトンカツにキャベツ(´・・`)?
謎を解くべく成分をみてみましょう。
キャベツは薬膳効果が高いことから、「食べる薬」ともいわれています。
薬膳的には、胃の健康に用いられます。
多種の栄養素を含んでいて、他にも様々な効果が期待できます。
まずはビタミンC。
淡色野菜ではトップクラスの含有量です。
血液中の白血球の働きを助け、免疫力をアップさせ、風邪の予防、疲労回復に役立ちます。
また、皮膚、血管、骨などを構成するたんぱく質のコラーゲンの生成には、ビタミンCが不可欠です。
美肌や丈夫な体作りに貢献します。
現代はストレス社会といわれていますが、ストレスがかかるとビタミンCはあっという間に失われてしまいます。
嬉しいことに春キャベツは、冬キャベツに比べてビタミンCが多いので、
この時期は特に積極的に摂取しましょう(^^)
次にビタミンK。
ビタミンKは、骨にカルシウムが沈着するのを助ける成分。
骨粗鬆症を予防します。
キャベツにはカルシウムも含まれているため、効率よく作用してくれそうですね。
そしてキャベツといえばビタミンU。
ビタミンUはキャベツから発見された成分。別名キャベジン。
厳密にいえば、ビタミンUはビタミンではなく、ビタミン様物質。
ビタミン様物質とは、ビタミンに似た働きをもつ有機化合物で、ビタミンと違って体内で生合成できます。
ビタミンUは、胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を保護・修復し、胃を健康に保つため、
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防に有効とされています。
胃のむかつき、消化不良の症状も抑えてくれます。
トンカツにキャベツの謎判明!
脂っこい揚げ物には、胃腸を守るキャベツが正に理想的な組み合わせだったんです(^^)
ビタミンUも、冬より春キャベツの方が多く含まれています☆
それから、キャベツはアブラナ科。
アブラナ科といえば、ブログで何度も登場しましたお馴染みのイソチオシアネート。
抗酸化作用、抗菌作用、抗がん作用の効果が期待されています。
前回「しょうが・にんにく編」でご紹介した、がん予防に効果があると考えられる食品を並べた「デザイナーフーズ・ピラミッド」においても、キャベツは上位に入っています。
キャベツに食物繊維が豊富なのは有名ですね。
不溶性食物繊維が便通をよくし便秘を解消、水溶性食物繊維が脂肪の吸収を抑えてくれます。
やっぱり、トンカツにはキャベツが必要なようです(^^)
キャベツは他の品種も優等生。
《紫キャベツ》
紫キャベツの鮮やかな色は、色素成分アントシアニンが含まれているからです。
強い抗酸化作用があります。
ビタミンCや食物繊維も、通常のキャベツより豊富です。
《芽キャベツ》
小さくて可愛い芽キャベツ。
けれどその小さな体に、栄養をたくさん詰め込んでいます。
こちらもビタミンC、ビタミンB、食物繊維など、ほとんどの栄養素が通常のキャベツより豊富。
特に強力な抗酸化力を持つβ-カロテンはおよそ14倍も含まれています。
《プチヴェール》
芽キャベツとケールを交配して生まれたプチヴェール。
こちらもビタミン、ミネラルなど、バランスよく豊富に含まれていて、ケールよりも高い栄養価を持っています。
β-カロテンに関しては、芽キャベツのさらに6倍!
一年を通して食べられるキャベツは、品種も豊富で飽きずに年中食べられそうですね。
キャベツの栄養を摂取するには、
千切りなどで生で食べるのももちろんOKですが、たっぷり食べるならスープが一番。
ただし、水溶性ビタミンは溶け出してしまうので、スープまで残さず飲み干しましょう。
また、ベーコンを入れたり、オイルを垂らしたりすると、脂溶性ビタミンも同時に摂取できます。
部位別にみると、ビタミンCが多いのは、外側の緑の葉の部分と芯の部分。
ミネラルに関しては、芯の方が多く含まれています。
栄養が詰まっている芯の部分も捨てずに、細かく刻んだりスライスしたりして摂取しましょう。
年度替わりを迎えると、思わぬストレスがかかってしまうことも・・・
ストレスは、胃腸の働きに大きな影響を与えます。
健康な身体づくりをするには、普段から胃腸をいたわる食生活と適度な運動を心掛けましょう( ˘ⅴ˘ )
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