グリーンアスパラガスは一年中食べられる食材ですが、

旬の春にこそ是非食べていただきたい野菜です(^^)

実は春と冬とでは栄養価が全然違い、春の方が断然高くなっています。

また、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは同じ品種ですが、

栽培方法が異なっているため、色が違い、含まれる成分も違います。

グリーンアスパラガスは地上で光合成をして育った若茎を収穫します。

一方、ホワイトアスパラガスは、芽に土をかぶせたりして育て、光合成をさせずに収穫します。

また、紫アスパラガスもありますが、これは種類が別になります。

それぞれどんな特徴があるのか見ていきましょう。

■グリーンアスパラガス■

売り場でいちばんよく見かける、おなじみグリーンアスパラガス。

グリーンアスパラガスは、とても栄養価が高い野菜です。

＜アスパラギン酸＞

まずは、アミノ酸のひとつであるアスパラギン酸。

アスパラガスから発見された成分なので、その名もアスパラギン酸です。

エネルギー代謝に関わるので、疲労回復効果が期待できます。

私たちの体をつくる為のたんぱく質の合成も高めてくれます。

アスパラギン酸は、主に穂先に多く含まれています。

＜ルチン＞

ルチンはポリフェノールの一種。

毛細血管を強くする働きがあり、動脈硬化や高血圧などを防ぎ、生活習慣病の予防に効果があります。

ビタミンＣの吸収を促進してくれる働きもあります。

また、抗酸化作用が期待できます。

ルチンも、アスパラガスの穂先部分に多く含まれています。

旬のアスパラガスにはルチンが冬の7倍含まれています！

＜β-カロテン＞

ビタミンＡとなって働くβ-カロテン。

こちらもβ-カロテン量は冬に比べて旬だと３倍です！

＜ビタミン類＞

疲労回復効果のあるビタミンＢ群や、ビタミンＣ・Ｅ・Ｋ・葉酸など。

＜ミネラル＞

むくみの解消や高血圧予防効果のあるカリウムなど。

■ホワイトアスパラガス■

ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスより柔らかく、ほのかな甘みがあるのが特徴です。

栄養価としては、グリーンアスパラガスと同じくアスパラギン酸やビタミンＣなどは含まれているものの、グリーンアスパラよりは少ないです。

ですが、食感と味の良さは抜群☆

サラダとして茹でて食べるだけでも絶品です☆

■紫アスパラガス■

紫アスパラガスは、グリーンアスパラガスより味が濃く、甘みも強くなっています。

また、その柔らかさも特徴のひとつ。

栄養価も高いうえ、紫色の元となるアントシアニンを含んでいます。

甘くて柔らかい紫アスパラガスは、新鮮なうちに生で食べるのがオススメです。

紫アスパラガスのきれいな紫色は、茹でると濃い緑色になってしまいます。

＜アントシアニン＞

ポリフェノールの一種で色素成分のアントシアニン。

強い抗酸化作用や目の健康維持を維持する作用が期待できます。

《調理・保存について》

アスパラガスの鮮度が良いものは、色が濃く、張りがあり、穂先が締まっているものです！

調理する際は、なるべく栄養素を失わないよう「サッと茹でる」ようにしましょう（＾ｕ＾）

もしくは、電子レンジを使ったり、蒸すのも、オススメです☆

また、茹でる時は、硬い根元の方から先に入れて茹で始め、穂先の方を後から入れると、穂先を茹で過ぎずに、均一に茹で上がります。

保存する時は、根元を湿らせたキッチンペーパーなどに包んで、密閉容器などに入れて冷蔵庫へ。

その際、立てて保存することが長持ちの秘訣です☆

美味しさをよりキープできます。

ですが、アスパラガスは時間が経つと水分が抜けて硬くなってしまうので、

買って来たらなるべく早く食べきるか、残った分は冷凍保存しましょう(･`д･´)

冷凍する時は、洗った後よく水切りをし、ピーラーで下半分の皮を剥いてから好きな長さにカット。

冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ。

鮮度の良いアスパラガスを鮮度の良い状態で食べて、元気いっぱいに春を楽しみましょう(´▽｀*)