お知らせ&ブログ
野菜の栄養☆ナス編
2024.06.30
その他ブログ
夏野菜といえば、私はナスを思い浮かべます(^u^)
和洋中、多彩な料理に使われていて、艶やかな紫色で食卓を彩ります。
そんなナスは約90%が水分で、カロリーは少なめです。
ナスを食べるメリットは、ナス独自のポリフェノールであるアントシアニンの一種「ナスニン」が摂取できること!
ポリフェノールには、血中コレステロール値を下げたり、活性酸素の発生を抑える働きがあるため、
動脈硬化や高血圧、老化、がん、眼精疲労などの効果が期待できます。
では、ナスニンはナスのどの部分に含まれているのか?
・・・皮です!
ナスの鮮やかな紫色をつくっているのがアントシアニンなんです。
紫色の食べ物には、紫キャベツ、紫玉ねぎ、ブルーベリー、ぶどうなどがありますが、
これらの食べ物にもアントシアニンが含まれているので紫色をしています(^^)
また、ナスに含まれるポリフェノールにはもうひとつ「クロロゲン酸」があります。
こちらも抗酸化作用があり、ナスニンとダブルで生活習慣病予防が期待できます。
他にも、次の成分が含まれています。
■食物繊維
ㅤ水分を吸収し便のカサを増やし、排便をスムーズにし有害物質を排出する働きがあります。
■カリウム
ㅤナトリウムの排出を促す働きがあり、ナトリウムの過剰摂取を抑えることで、
ㅤむくみ解消や高血圧予防に繋がります。
■コリン
ㅤ胃液の分泌を促し肝臓機能の働きを高め、食欲不振の解消に効果が期待できます。
■葉酸
ㅤ葉酸が不足すると貧血の原因となるため、葉酸を摂取するとこで動脈硬化の予防に繋がります。
ここで、ナスが夏バテ防止に良いとされている謎が解けます☆
夏は汗をよくかくことで、水分不足、ミネラル不足になりますが、
ナスは水分を多く含み体内をクールダウンさせ、ミネラル成分の一つであるカリウムも含まれているので、
夏バテにはまさに最適な野菜なんです☆
そして、ナスの栄養を摂取するには、調理方法が重要です★
調理する際にアク抜きのため、水にさらしている方も多いかと思います。
ですが、ナスニンは水溶性成分のため、水にさらしてしまうと、
ナスニンの他にもカリウムなどのミネラルを失ってしまいます(´゚д゚`)
アクを抜きたい時は、切り口に塩をぱらぱらかけて2~3分程おき、アクを含んだ水分をキッチンペーパーで拭き取る方法がオススメです。
この方が、栄養を逃さず摂取できます(^^)
油で炒める場合も、皮つきの方が油を吸収しにくく、
中の白い部分は、油の吸収率が高くなっているのでダイエット中は特に要注意です。
また、炒めるとナスの水分が出てナスニンが流れ出てしまうので、
炒める前に、あらかじめナスの表面に油をまとってあげておくと、
ナスニンの流出も油の吸収も抑えられます。
ただ、なんといっても、一番栄養を逃がさない方法は生で食べること(^u^)
薄切りにして、塩をふって軽く絞れば、浅漬けに。
トマトと一緒に角切りにして、ドレッシングをかければサラダに。
生で使う時は、特に新鮮なものを選びましょう。
新鮮なナスの見分け方▼
・艶のある濃い紫色のもの
・ハリのあるもの
・ヘタやガクがしっかりしているもの
・ガクにトゲがあるものは、トゲが鋭いもの
ナスの品種はたくさんあります。
なかでも「水ナス」は、皮が薄くてアクも少ないので、生食にオススメです。
水分も多く甘くてジューシーで、
醤油をかけるとお刺身風に、オリーブオイルをかけるとサラダ風に美味しくいただけます。
「白ナス」は、皮はやや硬いですが、中は柔らかいのが特徴です。
煮崩れしにくいので加熱調理に向いています。
やや厚めに切って、焼いて塩・胡椒をふれば白ナスのステーキに。
白いので、紫の色素成分アントシアニンは含まれていませんが、
クロロゲン酸、食物繊維、カリウムなどは、紫のナスと同じように含まれています。
「米ナス」はアメリカ原産で、大きくて丸く、ヘタが緑色なのが特徴です。
皮が硬く、中は肉厚で締まっているので、加熱調理に向いています。
田楽、グラタン、ステーキなどによく合います。
熱中症対策のためにも、外出先ではこまめな水分補給、お家ではナス料理で、
今年の夏を元気に乗り切りましょう★
カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ
- 2024年9月 (1)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (3)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (5)
- 2023年11月 (3)
- 2023年10月 (2)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (2)
- 2023年7月 (3)
- 2023年6月 (2)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (3)
- 2023年3月 (2)
- 2023年2月 (3)
- 2023年1月 (3)
- 2022年12月 (4)
- 2022年11月 (2)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (6)
- 2022年8月 (6)
- 2022年7月 (6)
- 2022年6月 (8)
- 2022年5月 (15)