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野菜の栄養☆ニラ編
2025.04.30
その他ブログ
今回は、3月~5月の春が旬の「ニラ」のお話しです(^^)
ニラは、緑黄色野菜のなかでもトップクラスの栄養を含んでいます。
様々な効果が期待できる野菜ですが、まずは歴史から・・・
原産は中国で、中国では古代から栽培されていました。
日本に伝わったのも古く、古事記や日本書紀にも記載があります。
薬用として食べられていましたが、その後、明治時代ごろから野菜として食卓に上がり始めたようです。
今では、中華料理で主に使われていて、皆さんの食卓に並ぶことが多いかと思います。
漢方では「韮白(きゅうはく)」「韮子(きゅうし)」として使われています。
さて、ニラの部位別に栄養素をみてみましょう。
葉の部分には多様なビタミン類が豊富に含まれています。
特にビタミンKが豊富です。
ビタミンKは、血液の凝固に関わっています。
ビタミンKがないと、正常な凝固作用が行われません。
また、健康な骨をつくるのにも欠かせないビタミンです。
さらに、「ビタミンのエース」といわれているビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが全て揃っています。
3つの相乗効果で抗酸化作用がかなり期待できます。
他にも、カルシウムやカリウムなどのミネラルや、亜鉛・鉄・マンガンなど微量ミネラルも豊富です。
特に豊富なカリウムは、過剰摂取すると高血圧の原因とされるナトリウムの排出を促す働きがあります。
また、むくみ予防にも繋がります。
《余談*微量ミネラルとは?》
私たちの身体に必要なミネラルには、
1日の摂取量がおよそ100mg以上の「主要ミネラル」と100mp未満の「微量ミネラル」があります。
主要ミネラル 7種・・・カルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、塩素
微量ミネラル 9種・・・鉄、ヨウ素、亜鉛、銅、セレン、マンガン、コバルト、モリブデン、クロム
微量ミネラルは摂取量は少ないですが、
貧血予防に重要な鉄、味覚機能を保つ亜鉛、酵素を活性化させるマンガンなど、健康を維持するのに大切な栄養素です。
根元にはアリシンが多く含まれています。
たまねぎやにんにくにも含まれている「アリシン」は、独特の強い香りの元となる成分。
アリシンは、疲労回復効果のあるビタミンB1の吸収率を上げてくれます。
ビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒に摂ると効果バツグンです(^u^)
スタミナ料理にニラが使われるのも納得ですね。
ハムやソーセージでも、ビタミンB1は摂れます。
またアリシンは、血液が固まりやすくなるのを防ぎ、血液をサラサラにする効果もあります。
最後に、ニラの保存方法について。
ニラは、早く使わないと傷みがち。
賞味期限は、常温保存で2~3日、冷蔵保存で3~4日程と短めです。
そうなる前に、迷わず冷凍がオススメです。
冷凍することによって、細胞内の水分の体積が増え、細胞壁が壊されます。
「たまねぎ」編でもお伝えしましたが、アリシンは刻めば刻むほど細胞壁が壊され、活性化します。
冷凍すると、これと同じ現象が起こるので、アリシンが増加します!
冷凍保存では1ヶ月程日持ちするので、
使いやすい長さにカットして保存パックに入れて冷凍しましょう。
次第に気温も上がって活動的になる季節♪
ニラでスタミナアップして、春を元気に過ごしましょう(*^^*)
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