お知らせ&ブログ
カラダのお話し◇冷え症
2025.12.30
その他ブログ
気温が下がってくると、つらいのが冷え症。
これまで冷えは「冷え性」、つまり冷えの体質として扱われることが多かったようですが、
予防医学の発展もあり、最近では「冷え症」という症状として捉えられています。
「冷え症」とは、「手足あるいは下半身といった体の一部、あるいは全身が冷え、それが苦痛であること」とされています。
具体的な体温などの数値ではなく、自覚症状を基準としています。
冷え性の様々なタイプ
症状も人それぞれで、末端が冷える人、下半身だけ冷える人、体はほてっているけれども深部が冷えている人など様々です。
《末端冷え症タイプ》
・手足の先が冷たい
・下半身だけ冷える
《内臓型冷え症タイプ》
・手足は冷たくないのに、お腹や腰が冷える
・胃腸の調子が悪い
《全身冷え症タイプ》
・全身が冷える
・起床時、体が冷えている
《冷えのぼせタイプ》
・顔や上半身は熱いが、下半身が冷える
・隠れ冷え症タイプ
・常に手足がほてる
・自分は暑がりだと思っているが、実は深部が冷えている
冷え症の原因
大まかにいうと、熱をつくり出せないことと熱が行き渡らないことが問題のようです。
そもそも熱はどのように生み出されているのでしょうか。
熱の源となるのは食物。
摂取した食物の成分を体内で別の物質に変換したり、食物からエネルギーを得て筋肉を動かしたりする際の化学反応が、大量の熱を発生させます。
当然、栄養が不足すれば、体は冷えることになります。
そして、重要なのが筋肉です。
熱を生み出す場所は、約6割が骨格筋です。
女性は男性に比べ、比較的筋肉量が少ないですね。
女性に冷え症が多いのはこれが一つの原因になっています。
また、熱を運ぶのは血液です。
そのため血行障害も冷えの原因になります。
元々ヒトの体には、体温を約37℃に保つしくみが備わっています。
交感神経と副交感神経がそれぞれ働いて、体温を調節しています。
寒い時は交感神経が優位になり、末梢の血管は縮んで熱を逃がさないようにします。
反対に暑い時は副交感神経が優位になり、末梢の血管は拡張、熱は手足の先まで行き渡ります。
冷え症だと、自律神経のバランスがうまくとれなくなっています。
冷えを防ぐには
簡単にいえば、栄養不足と運動不足が冷えの原因ですので、食事と運動によって体を温めることが大事です。
冷たい食べ物、飲み物を控えて、温かい物、根菜などを意識的に摂るよう心掛けましょう。
特にショウガは、血行を促進し、体を温める効果に優れています。
生のショウガを加熱や乾燥すると、ショウガの成分ショウガオールが増え、体の深部から温めてくれるので、温め効果がぐんとアップします。
また、過度なダイエットによる栄養不足には要注意です。
冷えを招いて、様々な機能低下や体の不調の原因にも繋がります。
そして、適度な運動は、血流を良くします。
ウオーキングやストレッチなど、軽い運動を毎日の習慣にしましょう。
特に太もも、ふくらはぎを動かすことで、全身の血流を促します。
また、筋肉量を減らさないためにも、食事と運動は重要です。
加えて、自律神経のバランスを崩さないよう、ストレスを溜めない生活が大事です。
ぬるめの湯船につかってリラックスしたり、睡眠を十分とるようにしましょう。
寒さが厳しい年末年始、冷え対策をして健康に年を越しましょう(´∀`*)ノ
カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ
- 2025年12月 (1)
- 2025年11月 (2)
- 2025年10月 (2)
- 2025年9月 (2)
- 2025年8月 (3)
- 2025年7月 (5)
- 2025年6月 (6)
- 2025年5月 (4)
- 2025年4月 (3)
- 2025年3月 (3)
- 2025年2月 (4)
- 2025年1月 (3)
- 2024年12月 (2)
- 2024年11月 (3)
- 2024年10月 (3)
- 2024年9月 (4)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (3)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (5)
- 2023年11月 (3)
- 2023年10月 (2)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (2)
- 2023年7月 (3)
- 2023年6月 (2)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (3)
- 2023年3月 (2)
- 2023年2月 (3)
- 2023年1月 (3)
- 2022年12月 (4)
- 2022年11月 (2)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (6)
- 2022年8月 (6)
- 2022年7月 (6)
- 2022年6月 (8)
- 2022年5月 (15)

