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果物の栄養★りんご編
2022.12.23
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クリスマスが近づいてきて街中のイルミネーションがキレイですね(^^)
クリスマスツリーのオーナメントとして定番のりんごですが、なぜ「りんご」?ですよね。
クリスマスはキリストの誕生をお祝いする日。
クリスマスツリーは、旧約聖書の「創世記」に出てくる「知恵の樹」の象徴、
りんごは、アダムとイブがエデンの園で口にした禁断の果実を表しているそうです。
また、りんごの木は冬には葉が落ちてしまうので、代わりに常緑樹のもみの木が使われ、
クリスマスツリーにりんごが飾られるようになりました。
今回は、そんな「りんご」の栄養についてのお話です(^^)
サクサクした食感が美味しいりんごですが、
約85%が水分、残りの15%に大事な成分が詰まっています。
いくつか代表的な成分をご紹介します。
《りんごの成分①セルロース》
まず、あのサクサクした食感は、不溶性食物繊維のセルロースという成分です。
植物細胞の細胞壁(植物細胞の最外側にある壁)の主成分で、水に溶けず、
水分を吸収して膨らみ、便のかさを増やすことで腸を刺激し、排便を促します。
また、腸内の善玉菌を増やし、体内の有害物質を排出する働きもあります。
さらに、セルロースはりんごの他にも大豆やごぼう、穀類などに多く含まれており、よく噛んで食べることが必要となる食物のため、結果、唾液の分泌を促して消化も助けてくれます。
《りんごの成分②ペクチン》
水溶性食物繊維のペクチンが含まれており、
ペクチンは糖と酸を加えて加熱することで、ゲル状になる性質を持っています。
りんごジャムになるのは、この成分があるからです。
胃の壁にくっついて消化を遅らせたり、小腸で胆汁酸をつかまえることで脂質の吸収スピードを遅らせて、糖や脂質の吸収を抑えます。
これによって、血糖値の上昇を抑えて糖尿病の予防、コレステロール値を下げて動脈硬化や高血圧の予防になります。
また、腸内の善玉菌を増やして、腸内環境を整えます。
《りんごの成分③ポリフェノール》
りんごポリフェノールという成分(りんごに含まれる多種のポリフェノールの総称)が含まれており、
りんごポリフェノールは約6割を占めている「プロシアニジン」や、他にも「アントシアニン」など様々な成分で成り立っています。
ポリフェノールの中でもプロシアニジンは、特に強い抗酸化力があり、高血圧・動脈硬化・糖尿病といった生活習慣病の原因となる活性酸素を除去したり、紫外線による色素沈着を抑えたりなどさまざまな効果が期待できます。
アントシアニンはりんごの皮の部分に含まれている色素成分のことで、
こちらも抗酸化作用があります。
また、アントシアニンは目の網膜にあるロドプシンというタンパク質の再合成を促す働きがあるため、視力機能改善や眼精疲労予防の効果も期待できます。
こんなにも栄養価の高いりんごなので、
イギリスでは「1日1個のリンゴは医者を遠ざける」とも言われています。
最後に、栄養のお話しで恒例となりました効果的な食べ方について(゜∪゜)
聞き慣れた方もいるかと思いますが、
りんごも大事な成分は、主に皮と皮周辺に詰まっています。
つまり、丸かじりして食べるのが一番!
皮が苦手な方は、1cm程の薄切りにカットすると皮があまり気にならず、食べやすくなっておススメです。
皮をむくのが苦手な私にとっては、皮に栄養があるからむいてないよ!と言い訳も出来て一石二鳥です(-∀-)
ここで要注意。
りんごを切って放っておくと、茶色に変色してきますが、これはポリフェノールが空気に触れて酸化するためです。
これでは、せっかくのポリフェノールが逃げてしまうので、
りんごは切ったらすぐ食べるか、塩水やレモン水に浸けて変色を防ぎましょう。
今年もあと少し。
良い年末年始を過ごせるよう一緒に健康を心がけましょう(*^^*)
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