お知らせ&ブログ
果物の栄養★レモン編
2025.06.29
その他ブログ
夏に爽やかな香りを連れてきてくれるレモン★
料理や飲み物に大活躍してくれてますよね(^u^)
レモンといえば、なんといってもビタミンC!
ビタミンCは必須微量栄養素の一つであり、必ず食事から摂らなければなりません。
必須微量栄養素のなかでも特にビタミンCは、たくさんの酵素の手助けをしているので重要です。
ビタミンCとコラーゲン
身体のタンパク質の30%程を占めるコラーゲンは、
細胞と細胞の間を満たし、組織の支持の役割をしている細胞外マトリックス(ECM)に欠かせない成分ですが、
このコラーゲンの合成には、ビタミンCがなくてはいけません。
ビタミンCがなければコラーゲンがつくられず、ECMが弱くなると、血管などの組織がもろくなり、出血します。
これが重度になると壊血病を引き起こします。
ビタミンCの化学名を「アスコルビン酸(ascorbic acid)」といいます。
この語源は、「anti-scorbutic=抗壊血病の」「acid=酸」からきています。
かつて15~18世紀の大航海時代、200万人もの船乗りが、壊血病で命を落としたといわれています。
長期の航海で、保存食だけを食べていた船乗りたち。
この保存食にはビタミンCが含まれていなかったため、壊血病を次々と発症していきました。
当時は、原因が何か分かっていませんでした。
その後、レモンやオレンジが壊血病に有効であることは分かりましたが、有効成分の特定には至っていませんでした。
ビタミンCをようやく発見したのは、20世紀になってからのことです。
ビタミンCと私たち
私たちの身体は、ビタミンCをつくることができません。
なので、食事からビタミンCを摂り続ける必要があります。
「私たちの身体は」といいましたが、実は、ヒト以外の動物はほぼ、ビタミンCを自分の肝臓でつくれます。
残念なことに、ヒトは進化の過程で、肝臓がビタミンCをつくる能力を失ってしまいました。
なぜ、こんな大事な成分をつくる能力を失ってしまったのでしょうか。
ヒトもビタミンCをつくる遺伝子は全てもっています。
しかし、そのうちのひとつが壊れていることによって、ビタミンCをつくることができなくなっています。
最初のきっかけは遺伝子の突然変異だったといわれていますが、この壊れた遺伝子の方が、後の世に引き継がれていったのはなぜでしょう?
命に関わる重大な変異なのに、なぜ・・・?
私たちの祖先は、熱帯雨林に生息していました。
この異変が起こったのが、ちょうど柑橘類が豊富な地域であり、豊富な時代であったのではないかといわれています。
当時は、食物から十分なビタミンCを摂ることができていたので、この遺伝子の変異が問題にならなかったのではないでしょうか。
結果、私たちの身体はビタミンCをつくる能力を失うことになってしまいました。
なので、せっせとビタミンCを摂り続けなければなりません。
成人の一日の推奨量は100㎎。
アセロラ、キウイ、赤ピーマン、ブロッコリーなども、ビタミンC量が多い果物・野菜類です。
レモンの成分
まず、レモンといえばビタミンC。
ビタミンCといえば、抗酸化作用。
ビタミンCは、自分自身が酸化されることにより、細胞を守ります。
また、他の抗酸化物質の再生を助けます。
たとえば、ビタミンEも抗酸化物質ですが、酸化されたビタミンEを還元して、再び効力を取り戻させる働きをビタミンCがしています。
このように、自身も抗酸化物質でありながら、他の抗酸化物質の手助けもしています。
レモンといえば、酸っぱい(>_<)ですが、
酸味の元は、クエン酸。
エネルギーの産生に欠かせない成分で、疲労回復に効果があります。
また、鉄、カルシウムの吸収率を上げます。
黄色やオレンジの色素成分は、カロテノイドの一種でβ-クリプトキサンチン。
体内では、ビタミンAとなって働きます。
骨粗鬆症予防や免疫力アップに役立ちます。
香りの成分はリモネン。
リラックス効果、ダイエット効果があるといわれています。
レモンの調理法
ビタミンCは水溶性。
野菜に含まれるビタミンCは茹でたりすると、流出してしまいます。
摂取したつもりでも、調理法によってはゼロに近いこともあります。
その点、生のレモン果汁は確実にビタミンCが摂れます。
そして、有効成分が多く含まれているのは皮!
皮を利用しないともったいないです!
《レモンの皮のはちみつ漬け》
残った皮を細切り、または細かく切り、瓶などに入れてひたひたにはちみつを注ぎます。
冷蔵庫でねかせて完成★
蒸し暑い日もレモンで爽やかにいきましょう(o^―^o)
カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ
- 2025年6月 (6)
- 2025年5月 (4)
- 2025年4月 (3)
- 2025年3月 (3)
- 2025年2月 (4)
- 2025年1月 (3)
- 2024年12月 (2)
- 2024年11月 (3)
- 2024年10月 (3)
- 2024年9月 (4)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (3)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (3)
- 2024年4月 (4)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (4)
- 2023年12月 (5)
- 2023年11月 (3)
- 2023年10月 (2)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (2)
- 2023年7月 (3)
- 2023年6月 (2)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (3)
- 2023年3月 (2)
- 2023年2月 (3)
- 2023年1月 (3)
- 2022年12月 (4)
- 2022年11月 (2)
- 2022年10月 (4)
- 2022年9月 (6)
- 2022年8月 (6)
- 2022年7月 (6)
- 2022年6月 (8)
- 2022年5月 (15)