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野菜の栄養☆ごぼう編
2025.01.31
その他ブログ
食物繊維が豊富なことで有名なごぼう。
原産地はユーラシア大陸北部。
日本には中国から薬草として伝わり、
平安時代には野菜として食べられるようになったそうです。
日本では日常的に食べられていますが、
海外ではただの「木の根っこ」というイメージが強く、あまり食べられていないようです。
そんな根っことは??
ごぼうの種類と旬な時期
〖長根種(滝野川ごぼう)〗
旬▶11~2月
品種は色々ありますが、スーパーなどでよく見かける一般的なごぼうは滝野川ごぼうが多いです。
直径2~3cm、長さ1mほどで、細長くしなやかなごぼうです。
江戸時代に現在の東京都北区にある滝野川という地域で品種改良・栽培されたことから、この名がつきました。
貯蔵性に優れているため、一年中流通しています。
〖葉ごぼう(若ごぼう)〗
旬▶1~4月
葉・茎・根まで食べられるごぼうです。
直径20cmほどの大きな葉と、30~50cmほどの茎、小さな根があるのが特徴で、「フキ」のような見た目をしています。
〖新ごぼう(春ごぼう、夏ごぼう)〗
旬▶4~6月
完全に成長する秋〜冬より前に収穫した、若いごぼうです。
色が白っぽく、30cmほどの短い長さが特徴です。
ごぼうの栄養
ごぼうは食物繊維が豊富で、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれています。
《不溶性植物繊維:リグニン》
水分を吸収すると膨張するため、腸を刺激して蠕動運動を促すことで、
排便をスムーズにし、便秘解消など腸内環境を整えます。
《水溶性食物繊維:イヌリン》
水に溶けてジェル状に変化し、食べたものの腸への移動をゆっくりと抑えることで、
血糖値の上昇をゆるやかにし、腸内のコレステロールの吸収を抑えます。
そのため、糖尿病、脂質異常の予防、改善に役立ちます。
他の野菜にも両方の食物繊維が含まれていたりしますが、
不溶性と水溶性の両方がバランスよく摂取できない野菜が多く、
腸内環境を整えるのには、バランスのとれたごぼうがもってこいです。
※食べ過ぎには注意しましょう※
効果が期待できる分、食べ過ぎは逆に腸内に刺激を与えて過ぎてしまい、
下痢や腹痛を起こす場合があるので、適量を心がけましょう。
▼1日の目標摂取量▼
成人男性 21g
成人女性 18g
ごぼう100gで食物繊維は6g程。
ごぼう1本が150gだった場合、9g程摂取出来ます。
残りは、他の野菜を食べて補うと良いでしょう。
その他には、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれています。
ごぼうの調理法
栄養素を逃さない最適な調理法をご紹介。
ごぼうは変色を防ぐためにアク抜きをしますが、
水に浸すと、水に溶けてしまう水溶性食物繊維を逃してしまうため、
アク抜きをする場合は、なるべく短時間で行いましょう。
煮物や炒め物などにして食べる時で、変色が気にならない場合は、
アク抜きしないまま調理するのがベストです。
また、ごぼうの皮には、強い抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれていて、
このポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」は、糖尿病や脂肪の蓄積を予防したり、血圧を下げる効果が期待されています。
なので、泥付きのものも、たわしでこするか包丁の背でこそげる程度にしましょう。
次に、切り方にもこだわる!
切った断面から栄養素を逃がさないように、なるべく断面が少なくなる大きめの輪切りがおススメです。
最後に、保存する場合の注意点。
ごぼうの大敵は乾燥です。
乾燥すると、どんどん硬くなってしまいます。
泥付きは新聞紙に包んで冷暗所に、洗ったごぼうはラップに包んで冷蔵庫の野菜室がベストです。
(泥付きの方が長持ちします!)
寒い時期は運動する時間が少なくなって、代謝も落ちやすくなるため、
身体の内側から整えて健康維持を心がけましょう(^^)
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