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野菜の栄養☆ねぎ編

2024.12.30

その他ブログ

すっかり冬になり、さむーい外から帰ってきたら温かな鍋が恋しくなりますね(´ー`*)

そんな鍋の具や薬味に大活躍の「ねぎ」。

薬味になっているからには、それなりの効能があります。

 

原産地は中国西部、中央アジアといわれています。

中国では紀元前200年ごろには栽培されていたようです。

日本には奈良時代に伝わったとされていて、「日本書紀」にも記載されています。

平安時代には、栽培方法の記された法典もあり、古くから一般的に栽培されていたそう。

ねぎの種類は、大きく分けると「根深ねぎ」と「葉ねぎ」。

根深ねぎは「長ねぎ」・「白ねぎ」ともいわれ、主に東日本で栽培、

葉ねぎは「青ねぎ」ともいわれ、主に西日本で栽培されていましたが、現在はどちらも全国的に流通しています。

 

それでは、成分をみていきましょう。

 

根深ねぎ

《アリシン》

白い部分に多く含まれている辛みや香りの成分です。

ねぎに含まれる硫化アリルの一種「アリイン」を刻むことで細胞壁が壊された結果、変化して「アリシン」になります。

血液循環を良くし、体温調整や胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果や

抗菌作用、抗酸化作用などがあることから、薬味として重宝されています。

そして、刻めば刻むほどパワーアップし、ビタミンB1を助けるため、疲労回復にも役立ちます。

 

《フルクタン》

青い部分に含まれている甘みの元となっている成分で、加熱すると甘みが増します。

水溶性の食物繊維で、腸内環境を整えたり、免疫力向上に効果があります。

 

葉ねぎ

《ビタミンC》

青い部分に豊富に含まれていて、根深ねぎにも含まれている成分ですが、

根深ねぎより葉ねぎの方が2倍も多く含まれています。

抗酸化力が強く、美容効果として大事なコラーゲンの合成にも関わっています。

また、ウイルスとの戦闘のストレスで、ビタミンCは大量消費されてしまうので、

風邪などにかかりやすい冬には予防としても特に摂取したい成分です。

 

《β-カロテン》

植物がもつ色素成分で、抗酸化作用があります。

また、体内で必要に応じてビタミンAに変換されて働くため、

視覚機能の健康や皮膚や粘膜の健康を保つ効果もあります。

カロテンとしても働き、ビタミンAとしても働く、優等生な成分です。

 

《ビタミンK》

骨の形成に欠かせない成分で、骨にカルシウムが沈着するのを助け、骨粗鬆症を予防します。

 

 

ちなみに、カロテン、ビタミンKは、油と一緒に摂ると吸収力がアップします!

 

そこで、ねぎの栄養を逃がさない調理ナンバーワンが、「焼きねぎ」!

ねぎを焼くだけなので、栄養素の流出を抑えられます。

油で焼いて、β-カロテンの吸収率もアップ!

簡単なのに健康にも良い立派な一品です( ˘ー˘ )ノ

 

また、おすすめの保存方法は冷凍。

ねぎには乾燥が大敵です。

せっかくの効果が減少してしまいます。

チルド室で冷蔵か、使いきれない分は冷凍保存で栄養をキープしておきましょう。

 

せっかくの冬休み(*´_ゝ`)

ねぎを食べて風邪予防をして健康的なお正月を迎えましょう(´v`)☆

 

 

本年もお世話になりました(^^)

皆様が健康で良い1年のスタートを迎えられますように☆☆☆

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