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野菜の栄養☆ピーマン編
2024.08.31
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夏野菜の代表の一つであるピーマン!
大事な成分が豊富に含まれているのでみていきましょう。
ピーマンの成分
■β-カロテン
ㅤ体内で必要に応じてビタミンAに変換されて働きます。
ㅤβ-カロテンは抗酸化力に優れ、
ㅤビタミンAは視覚機能の健康や皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。
■ビタミンC
ㅤ強力な抗酸化作用があります。
■ビタミンE
ㅤ抗酸化作用があり、ビタミンA・Cと一緒に摂ると、さらに強力に。
ビタミンA・C・Eは、ビタミンのACE(エース)といわれ、抗酸化作用のエリート集団。
ピーマンには、A・C・Eがすべて揃っています。
ピーマン特有の青臭さは、きゅうりなどにも含まれている「ピラジン」という成分。
血液がさらさらになる効果があり、
血栓予防、心筋梗塞予防、血行促進効果が期待できます。
他にも、苦味成分であるポリフェノールの一種「クエルシトリン」は、
毒素排出、高血圧予防が期待できます。
同じくポリフェノールの一種「ヘスペリジン」という成分は、
ビタミンCの吸収を助けます。
ピーマンの色による栄養価の違い
ピーマンは色によって栄養価が違います。
一番栄養価が高いのは、赤ピーマン!
ピーマンは熟すと赤に変化します。
完熟状態では、緑の時より
β-カロテンは約3倍!
ビタミンCは約2.2倍!
ビタミンEは約5倍!
さらに、赤色色素成分のカプサンチンにより、より強い抗酸化作用が期待できます。
ただ、青臭さの成分であるピラジンは無くなってしまいますが、甘くなります。
栄養価もアップするし、青臭さも無くなくなる。
だったら緑ピーマンより、赤ピーマンを買って食べればいいのか!
と思ってスーパーなどに行っても、赤ピーマンは市場ではあまりメジャーじゃありませんよね・・・
それは、緑ピーマンよりも傷みやすく、収穫までに時間がかかるからです(._.)
買ってきた緑のピーマンを置いておいても、時間が経てば赤くなりますが、
完熟する前に傷んでしまったり、鮮度が落ちてしまいます。
自家製ピーマンを育てている方は、熟して赤ピーマンになるまで待ってから収穫することをオススメします(^u^)
・・・ん!?赤ピーマン?パプリカのこと?
・・・ピーマンとパプリカの違いって(・.・;)?
ピーマンとパプリカは、どちらもナス科トウガラシ属ですが、
肉厚で大きく、黄色、オレンジ、赤の品種を「パプリカ」と呼んでいます。
パプリカもピーマンと同じく、未熟な状態では緑ですが、完熟すると黄色、オレンジ、赤に変化します。
完熟パプリカは、β-カロテンが緑ピーマンの約7倍というデータも!
ただ、パプリカも鮮度が落ちやすいので、買って来たら早めに食べましょう。
ピーマンの調理法
ピーマン特有の青臭さの根源「ピラジン」は、種とワタの部分にあります。
そう、だいたい料理をする際に、捨ててしまっている部分です(´・・`)
また、ピラジンだけでなく、カリウムも豊富に含まれています。
ビタミン類は、皮の部分に多く含まれています。
そこで、ピーマンを余すことなく丸ごと食べるオススメレシピ☆
素材の味を楽しむ《ピーマンの丸ごと焼き》
①ピーマンを丸ごとトースタで焼く
②器に盛り、鰹節をかけて、醤油を少し垂らして食べる
※丸ごと調理する場合は、包丁で少し切り込みを入れるか、フォークで穴を開けておくと、爆発を防げます。
和食の副菜《ピーマンの丸ごと煮びたし》
①フライパンにごま油をひき、ピーマン4個を丸ごと焼く
②だし汁 1/4カップ、醤油 大さじ1、みりん 大さじ1、しょうが 少しを入れて煮る
夏にさっぱり食べたい《ピーマンの南蛮漬け》
①ピーマンを丸ごとレンジでチン
②酢 大さじ4、醤油 大さじ3、みりん 大さじ3、砂糖 大さじ1、水 100cc、輪切り唐辛子 少しを混ぜ合わせる
③②にピーマンを浸して冷蔵庫で冷やして味を染み込ませる
パプリカは苦味は少ないですが、
種とワタは取り除き、繊維にそって縦に切ると、より苦味を感じずに食べられるので、
そのまま生でサラダなどにして食べるのがおススメです。
また、脂溶性のβ-カロテンは、ドレッシングやごま油と合わせると、効率よく摂取できます。
8月も終わりですが、暑さが続き、体力も消耗してしまいます(=_=)
夏バテ予防の為にも、しっかり身体の中から健康に!栄養をとっていきましょう!
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