坐骨神経痛とは下肢にあらわれる症状の総称で、腰の骨などに異常があり、坐骨神経が圧迫され、おしりから下肢にかけて痛みやしびれが続く状態を言います。

坐骨神経とは、坐骨を通りおしりの梨状筋という筋肉を抜け足へ向かう末梢神経の一つで、脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を動かしたり、温度を感じたりする伝導路の役割をもっています。

坐骨神経は末梢神経の中で一番太く、長さは1メートルもあり、腰椎から足の指まで伸びているため、坐骨神経に問題が生じると、この神経の通り道でもあるおしりから下肢にかけて痛みが引き起こされます。

坐骨神経痛の症状

下記のような症状があると、坐骨神経痛の可能性があります。

・おしりから下肢にかけて痛みがある

・腰を反らしたり前かがみになると下肢に痛みやしびれがある

・おしりの痛みが強く、座り続ける事が難しい

・腰痛があり、同じ部分にしびれや違和感がある

・足に力が入りにくくなる

など

坐骨神経痛の原因

坐骨神経痛の原因はさまざまですが、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、筋力の低下、骨粗鬆症、腰椎圧迫骨折、腰椎すべり症、梨状筋症候群、喫煙などが挙げられます。

＜腰部脊柱管狭窄症による坐骨神経痛＞

脊柱管が狭くなる事で神経根や馬尾を圧迫し、坐骨神経痛が引き起こされます。

体を後ろに反らせる動作を行うと脊柱管がさらに狭くなり神経などを圧迫して痛みが生じます。

＜腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛＞

椎間板がつぶれて中の髄核が飛び出す事で、腰椎の神経を圧迫し坐骨神経痛が引き起こされます。

前かがみになると腰への負担が大きくなり髄核が飛び出しやすくなります。

＜喫煙による坐骨神経痛＞

タバコに含まれるニコチンは、椎間板の周りにある毛細血管を収縮させるため、栄養が行き渡りにくくなり、椎間板のクッション性が低くなった結果、骨同士がぶつかって神経を圧迫して痛みが生じます。

坐骨神経痛の予防法

予防法①筋力アップ

おしり、足腰の筋肉を鍛えると、血流が促進され筋肉の緊張が緩和されたり、筋肉が坐骨神経を保護してくれます。

予防法②靴を変える

歩きにくい靴は姿勢を崩す原因となるため、ヒールの高さは低いものを選び、靴紐がついているような足の甲が支えられるタイプの靴を選ぶと良いでしょう。

予防法③カバンなどはバランス良く持つ

重いリュックは、紐を短めにして重心が後ろに下がらないようにし、買い物袋などは、左右に持ち替えたりなど片方だけに負担がかからないようにしましょう。

予防法④腰部脊柱管狭窄症の場合は前かがみになる

腰部脊柱管狭窄症の方は、腰を反らせる動作は痛みを強く感じますが、少し前かがみの姿勢になると神経の圧迫が軽くなるため、荷物は腰を落としてから持ち上げたりなど、低い位置で作業するようにすると楽になります。

坐骨神経痛の施術法

福岡市東区馬出の駅前通り整骨院で行う坐骨神経痛の施術法は、患者様の症状に合わせてオーダーメイドメニューを組みます。

メニュー１▶経絡バランス療法

駅前通り整骨院独自の手技療法で身体のバランスを整え、根本的改善を目指します。

メニュー２▶温熱療法(トルマリン)

トルマリン鉱石を熱することで、マイナスイオンが発生し、血流促進や疲労回復、筋肉の緊張を緩和する等の効果が得られます。

メニュー３▶ハイボルト電流

ネオテクトロン（電気治療器）で電気を流しつつ、高電圧の振動を加えることで、より早く痛みの緩和や組織の回復を促します。

メニュー４▶ストレッチ

ストレッチを行うことで、筋肉の緊張を緩和し血行を良くし、痛みを和らげます。

坐骨神経痛が原因で歩くことが困難になると、運動不足に陥りで筋力の低下に繋がります。筋力が低下すると坐骨神経痛になりやすい状態となるため悪循環を招きます。

坐骨神経痛になりにくくするために、予防と治療はしっかり行って痛みの悪化を防ぎましょう。