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カラダのお話し◇腸は「第2の脳」

2024.01.24

その他ブログ

腸は食物を消化し吸収、排泄まで、消化管として働いており、消化器官として認識している方が多いかと思います。

しかし、腸はそれ以外にも、もっと重要な働きをしています!

 

腸は「第2の脳」

腸は筋肉が収縮することによっておこる蠕動運動(ぜんどううんどう)によって、胃から肛門まで食物を運びます。

この蠕動運動には、腸の約1憶もの神経細胞が関わっていて、これは脳の次に多い神経細胞です。

この神経細胞の綿密な命令があるからこそ、腸はただ収縮するだけではなく、規則正しく運動し、排泄までの一連の動きがスムーズにできています。

また、有害な物が体内に入ってきた時に、腸は速やかに嘔吐や下痢を起こし排出しようとします。

これも、神経細胞の判断によるもので、脳からの指令がなくても、独自に機能できるシステムを持っています。

食べ物に有害な物が入っていても、脳では判断できず、腸が指令を下すので、

腸は「第2の脳」といわれています。

 

また、進化の過程から考えても、脳と腸の関係がみえてきます。

約10憶年前、最初の多細胞生物は「腔腸動物」と言われ、口と肛門、それを繋ぐ腸という単純な構造でした。

そう、まずは腸ができたんです。

というわけで、動物で腸を持たないものはほとんどいません。

その後、まず腸周辺に神経細胞が発達します。

まだ脳を持たない生物は、腸が脳の役目を果たしていました。

やがて脊髄ができ、その先に脳ができました。

脳はもともと腸から生まれたんです。

 

脳腸相関

脳と腸には、さらに密接な関係が明らかになっています。

「脳腸相関」という言葉があります。

これは、脳と腸がお互いに影響し合っているという意味です。

たとえば仕事でストレスを受けるとお腹が痛くなったり、下痢をしたりします。

これは、脳から腸に情報が伝達されているからです。

しかし脳からだけではなく、逆に腸から脳にも情報伝達がなされています。

脳腸間は一方向ではなく、双方向に影響を及ぼす関係であるということです。

 

腸などの消化管が脳に送るメッセージは膨大な量だといわれています。

また、腸から脳へ主に迷走神経を通してシグナルを送っていることが分かっています。

過去、迷走神経を切断すると、吐き気、嘔吐、下痢など不快な症状が現れる例も確認されています。

 

腸が幸せを作る

脳の神経伝達物資の一つに「セロトニン」があります。

セロトニンは、前向きな気持ちや幸福感につながる、心身をコントロールするのに重要な脳内物質です。

セロトニンが不足すると、イライラしたり、怒りっぽくなったり、意欲が低下、うつ症状、眠れないなど様々な症状がみられます。

また、セロトニンは自律神経にも関係しています。

自律神経には、運動時・興奮時に優位に働く交感神経と、安静時・睡眠時に優位に働く副交感神経があります。

睡眠時に副交感神経が働き、朝、目覚めて光を浴びるとセロトニンが分泌され、交感神経に切り替わります。

セロトニンの量が多いと、朝から元気、やる気いっぱいということになるわけです。

時間の経過とともに、セロトニンは減少していき、夜が近づくと、今度は「メラトニン」が分泌され、自然に睡眠へと促します。

このメラトニンの量が少ないと、なかなか眠れない、ということになります。

そして、このメラトニンの材料となるのが、セロトニン。

つまり、良い目覚めを迎えて日中元気に過ごすにも、夜ぐっすり眠るのにも、セロトニンの量が関係しているということです。

セロトニンの量を増やす方法は、太陽の光を浴びること。

太陽の光でセロトニン神経が活性化され、セロトニンを分泌します。

セロトニンが作られるのは日中なので、起床後にしっかり日光を浴びてセロトニン量を増やしておくことで、夜の安眠につながります。

 

・・・・・さて、腸と関係があるのでしょうか(´_ゝ`)?

 

セロトニンは「トリプトファン」という必須アミノ酸から合成されます。

トリプトファンは体内では合成されないので、食物から摂る必要があります。

大豆製品・乳製品他、ナッツ、バナナなどに多く含まれています。

でも、トリプトファンだけ摂っていればいいというわけではありません。

腸内で、トリプトファンは中間代謝産物の5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)を経て、セロトニンが作られます。

この過程にはビタミンB6が不可欠です。

ヒトは体内でほとんどのビタミンを合成することができず、

このビタミンB6の産生は、主に腸内細菌に依存しています。

要するに、腸内細菌が存在しないと、セロトニンは作れません。

実際、腸は体内で最大のセロトニン貯蔵庫で、全体量の約90%は腸にあります。

ヒトの幸福感は腸で作られていると言っても過言ではありません。

 

実験では、外交的なマウスの腸内細菌を臆病なマウスに移植すると、外交的になることが確認されています。

また、無菌マウス(検出可能なすべての微生物が存在しないマウス)は通常のマウスより攻撃的であり、ストレスに対する不安行動も多いことが分かっています。

腸内環境が行動や性質までも左右する・・・近年では腸内細菌の重要性から「脳-腸-腸内細菌相関」という言葉も提唱されています。

 

 

ハッピーな日々を過ごすために、腸内環境から整える生活を心がけてみましょう(*´v`)♬

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